電車に乗っている時間は40分くらいだっただろうか。降り立ったJR湯之元駅は、山の中の寂れた温泉町という趣。確かにここは温泉の町で、小さな駅前商店街には「歓迎・千葉ロッテマリーンズ」の垂れ幕が寂しくかかっていた。鹿児島市内ではロッテキャンプさえ注目されていないらしいのに、ファームのキャンプ地ということで歓迎しているのは、酒屋さんとパチンコ屋さんくらいかな?などと考えながら球場へ向かう。駅から球場までは歩いて10分ほど。結構わかりやすいが、最後が登り坂道なのでちょっとつらかった。球場着12時50分。試合開始に間に合った。
湯之元駅前さて。スタンドはネット裏と1塁側、3塁側が一応あるが、せっかくなのでネット裏最前列に腰をおろす。するとやっぱりここにも知り合いが。この人は普通のサラリーマンのはずなのに、キャンプはもちろんシーズン中の地方遠征にもかなりの確率で付いていっている、ロッテファンの中では有名人。最近は韓国ロッテのおっかけをしているらしく、いろいろ情報を教えてくれた。
湯之元球場
観客は結構入っていました試合開始。韓国ロッテのユニフォームは日本のロッテのユニフォームとほぼ同じデザイン。ビジター用は昨年までのと同じグレーのユニフォーム。韓国チームに、昨年ロッテにいたブレイディに似た雰囲気のWoodsという白人選手を発見。この選手はつい先日韓国入りしたばかりの選手だそうだ。せっかくなら日本のロッテに来ればいいのに…というのは、単なる見た目だけの判断です、ハイ。
※追加情報によると、この選手Ted Woodsは、ソウル五輪で金メダルをとったときのメンバー(決勝戦では野茂と対決)だったらしい。1988年には全米代表メンバーとして来日もしているとか。どういう経緯で韓国入りすることになったのかは不明。
韓国ロッテの
Woods選手というわけで経過。((浦和)マリーンズ 対 韓国ロッテジャイアンツ@湯之元球場)
7イニング引き分け2-2
韓国ロッテ | 001 001 0 | 2
マリーンズ | 010 010 0 | 2
7大塚 8於保 5澤井→PH秦→5信原 DH佐藤 3天野 9サブロー 4ダイ→PH鮎川4 2椎木→2福澤 6渡辺
P薮田→礒(4表)→川俣(6表)
UMP: PL平林 1B前田 2B新屋 UK山村(途中入替あり)
5回裏のM得点は渡辺のソロHR。
タイムリーエラー(於保の落球)をはじめ、悪送球などマリーンズ守備の乱れが目立つ。
強肩外野手(今年も)熱望。
移籍のベテラン秦はファームからのスタートとはちょっと意外。
鮎川は今年もファームの主なのか?
天気は良く、少し日に焼けてしまったが気持ち良く観戦できた。火山灰はこちらにも少し流れてきた…かな?
球審は平林さん
2番手登板の礒
3番手の川俣
移籍の秦はファームから
ベンチ。薮田の引率の園川さんの姿も見えます
今年もファームの主じゃ困るんだけど…(鮎川)
大塚もこっちでした
試合結果試合後は宿に戻るのに、球場の別の場所で観戦していた知人に送っていただく。鹿児島県内に住んでいるその方、帰り道の国道で「今通りすぎた店、前にロッテにいた横田の店なんだよ」…なに!?あの憧れの横田さんが今はここに?「え、そうなんですか!わたし、横田さんの大ファンで、ロッテファンになったのも横田さんが入団したからなんですよ」と告白すると、「え?横田だったら、今の試合、観に来てたよ」と、信じられないことをおっしゃる。どうやら、わたしの位置からは死角になっていた1塁側ベンチ近くで観ていたらしい。現役当時の仲間の西村コーチや園川コーチなどと、今夜の約束などをしていたという話。一昨年の秋に神宮外苑の草野球でお目にかかって以来、奥様の実家のある鹿児島に帰られるという話だったけど、元気でお店を経営していらっしゃるんだ、と安心した。鹿児島市内からは少し車でかかるけれど、(ジャンルは不明ながら)レストランを経営しているらしい。今回は残念ながら姿を拝見することはできなかったけれど、お元気だということを知ってなんだか嬉しかった。(もうちょっと早く知っていたら、数日後に行われる川崎球場でのロッテOB戦にお誘いできたのに…とそれは少し残念だったが。)
というわけで宿に戻り、またお風呂に入ってひと休みしてから例によって大勢でお食事。今日は昨日よりさらに大人数でにぎやかに。湯之元の近くで買ってきたさつま揚げや、熊本の初物のすいかや、熊本米焼酎など、あれこれ味わう。夜は天文館(鹿児島市内の繁華街)に行って、最後はラーメンを食べて宿に戻る。
朝の桜島
夕方の桜島
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Hiroko Sukeda, piroko@sukeda.com