朝から名護市営球場へ。今日の宿は別のところなので、チェックアウトしてからフロントに荷物を預かってもらう。練習開始は10時からとのことだが待ち切れなくて9時半ころには着いてしまう。なにしろ宿から球場が近いので便利。球場周辺を散歩してみる。海岸沿いに周辺一帯は「21世紀の森」という名称の公園になっていて、それでホテルの名前もそういうことだったのかも。事前に読んだ週刊ベースボールの記事に「球場の裏手に広がる白い砂浜」という記述があったが、たしかに球場裏手の海岸はきれいだった…が、ここも工事中。サミット会場は名護市内ということもあり、名護市内はどこも工事中、というイメージ。
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ホテルから見える名護市営球場。その先は海 |
さて、10時になったので球場内に向かってみる。今日は大きな荷物がないのでフットワークが軽い。３塁側のスタンドに陣取ると、目の前に下柳投手登場！…が、なんかおかしい。と思って良く見ると、なんと18番のユニフォーム（岩本投手の）を着ている。後から記者が話していた内容によると、どうやら洗濯が間に合わなかったとか…？ 下柳ファンの友人にたくさん写真を撮ってくるように頼まれていたので、早速大量に撮影し、ユニフォームの件に関してi-mode携帯電話からショートメールで速報を入れる。
そのうち本球場内ではフリーバッティングが始まるが、球場の外のほうにあるブルペンから審判のコールの声が聞こえてきたので、そちらに向かう。すると、室内ブルペンで岩本投手と下柳投手が並んでピッチング練習を行っている。うむむ、なかなか壮観（背番号が同じなので、「右の岩本、左の岩本だな」と言っている記者の人もいた）。そしてそれより（わたしにとって）もっと壮観だったのは、球審が４人も並んでいるところ！これはなかなか観る機会がないので、つい前のほうに寄って行ってしまう。大学時代などにブルペンは間近で見たことはあったものの、プロのエース級の投手が真剣に投げる球というのは、やはり速さも球威も素晴らしいものがあるし、それを真剣に見極めようとする審判の姿を間近で見られるということが幸せで、つい時間を忘れてわたしまで真剣に見入ってしまう。途中入れ替わりで新人の正田くんも投げ込みを行うが、（正田くんには失礼ながら）岩本には「格」のようなものが感じられ、すっかり引き込まれてしまった。途中で橘さん（審判です）あたりにツッコミを入れてるところもまた楽しいけれど、投げる瞬間には表情が変わる、その切り替えが「さすがプロ」と感動してしまった次第。このブルペンでの体験は、この旅の中で一番印象に残った場面といってもいいくらい衝撃的だった。「来て良かった！」と思った。
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エースの貫録。ブルペンの岩本
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正田くんも少しだけ
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ブルペンにて。審判が４人並んでいるのも壮観！
左から、橘さん、良川さん、村越さん、古堅さん
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審判も真剣な目つき
（球審良川さん、捕手は野口。後ろには大島監督）
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しかし、このブルペンは一般客も立ち入り禁止ではないはずなのに、報道関係者以外はあまり覗きに来ていないようだ（あとは、いかにも玄人っぽいおじいさんとか）。まぁそもそも、ファイターズのキャンプを見学に来ている一般の観客自体が少ないのかもしれない。どこぞの人気球団では、監督の背番号目当てに何万の観客が集まったという話をニュースで見たが、そんなのよりもっとすごい、プロの投球をこんなに間近で見れるというのに、もったいない話。
午後からはラッキーなことにスワローズとの練習試合が組まれているとのことで、選手が続々集まり別球場でランニングを始めていた。同じく沖縄（浦添）でキャンプを張っているスワローズの練習見学は、時間の都合で割愛してしまっただけにここでそっちも見られるとはラッキーかもしれない…とはいえ、やっぱりセ・リーグの選手はそんなに知らないので、そのへんでランニングしている選手も誰が誰やらさっぱりわからなかったりして…。
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ブルペン裏に広がる海岸。工事中
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ランニング風景をまたしても盗撮。
今度はスワローズの選手たち
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