昨日に引き続き単独行動の日。夕方までにTucsonに着く必要があるので、PhoenixからTucsonまでは昼過ぎに出発する
Arizona Shuttleを利用することし、それまではPhoenix周辺を歩き回ろうと思います。
「大リーグ審判武者修行記」の内川さんが隣町に滞在中で、1日ずれていたら彼の出場するルーキーリーグの試合を見に行けたのですが、木曜日は試合がないとのことなので残念ですが今回は見送り。Phoenix周辺をぶらぶらするといっても、車もないし炎天下では遠出も出来ないか…と思い、とりあえずダウンタウンを散策するだけにします。
ホテルのコンプリメンタリ(無料)朝食(…とはいってもドーナツとコーヒー、オレンジジュースが置いてあるだけなのですが)を済ませチェックアウトし、荷物はホテルのフロントに預け、いざ出陣。…朝からすでにもう暑い。早速水のボトルを1本購入し、そのへんをぷらぷら歩いてみます。
ツーソンと比べるとフェニックスはやはり大都市なので、ダウンタウンも広くいろんなビルがたくさんそびえています。が、オフィス街ですから当然のことながら平日の昼間、特にこの暑さの中では歩いている人などひとりもいなく、活気があるのかないのかわからない雰囲気でした。それでも時折緑のある公園などがあり、ちょぼちょぼと休憩している人も見られました。
フェニックスのダウンタウン
なんか迷路のようになってきたので、昨日連れていってもらったアリゾナセンター(モール)に行こうと思い、さっきもらってきたバスの運行路線図をチェックしてバス停で待ちます。しばらく待って、来たバスは「DASH」という無料のダウンタウン巡回バスでした。本数はそんなに多くはないですが、無料でダウンタウンをまわれるのは便利です。降りるときにはバスの中のロープを引っ張って知らせなければならないらしいのですが、どこにあるのかわからず口で「あぁ次、降ります〜降ります〜」と言ったら、苦笑しながらもちゃんと指定のバス停で降ろしてくれました。
アリゾナセンターアリゾナセンターでは、お土産物を探したりお店で涼んだりして時間をつぶしました。ちょうどスターバックスがあったので、中に入ってフラペチーノを注文すると、「あらちょうど良かった、今間違えて作っちゃったのよ〜、お金は要らないからもらってくれない?」と店員のお姉さん。最初は事情がつかめなかったけど、どうやらラッキーらしいといいことがわかり、丁寧にお礼を言って1本もらうと、すかさず「実はねぇ、もう一個作っちゃったのよ。もう一個要らない?」。それでなくても大きなカップ、2杯も飲めません。ということで断っても「ほんとに?」と何度も聞いていました。あれ、結局捨ててしまったのかなぁ…気になります(^^;
ホテルに戻り荷物を持って、ホテルの隣にあるダウンタウンのバスセンターへ。ツーソンへのシャトルバスは空港から出発するので、ここのバス停から市内の路線バスで空港まで行きます。フェニックスの空港は比較的ダウンタウンに近く、路線バスでも10数分程度で行けます。バスの時間が少し遅れていたので、確認のために近くで待っていた青年に「このバスは空港まで行きますよね?」と話しかけてみたところ、気さくに答えてくれました。ふと見ると、彼のかぶっている野球帽には「鬼」という漢字が…。「それ、何て書いてあるのか知ってるの?」と聞くと「これは僕の印なんだ」と。よくよく聞いてみると、彼は学生兼社会人で、さらにバンドで音楽をやっているそうで、そのバンドの名前が「鬼」に縁があるのだそう。バンドというのは、「Southern Cree」という名前の、ネイティブアメリカン系の太鼓による民族音楽のバンドで、CDも何枚か出しているとか。空港までの短い時間でしたが、すっかり意気投合してしまい、メールアドレスの交換をして、帰国してからもメールのやりとりをしています。(追記:彼らの最初のCDは日本からでも購入できたのでAmazon.comから購入。その後、今年の6月にリリースされた最新作のCDも送ってもらいました。逆にこちらからは、日本の太鼓音楽のCDを送ってあげたりしています。)そんなこんなでフェニックスの空港に到着。フェニックスからツーソンまでのシャトルバスは、第4ターミナルの端っこにあるカウンターで受付を行い、そこから出発します。あらかじめ13:30に出発するシャトルの予約をインターネットで済ませていたので、受付番号を告げてバスを待ちます。
シャトルは、バスというより中型のバンに荷物車をつけて走る形。利用者は意外と多く、ほとんど空席はない感じでした。ツーソンまでは高速(I-10)を飛ばして2時間程度。片道で24ドルですから、飛行機を利用するよりはかなりお安く済むことになります。学生さんとか、比較的低所得層の人が利用するのかな…という気も少ししましたが、乗り心地はそんなに悪くないし、約3年ぶりのアリゾナの砂漠の風景をながめながら、まあまあ快調にツーソンに到着しました。
問題だったのは、ツーソンに着いてからです。シャトルのツーソンでの降車場は、Ina Road(ツーソンの北のほう)、Speedway(ツーソンの東のほう)、Universityという3ヶ所しかありません。目的のホテルはアリゾナ大学の近くだったので、当然Universityが最寄りだったのですが、降ろされた場所とホテルは、大学を挟んでまったくの反対側。わたしの隣に座っていたお兄ちゃんも「ちょっとそこで降ろしてくれ」と頼んで拒否されていたので、決まった降車場でしか降ろしてくれそうもありません。しかたがないので、ホテルとは逆側の大学のフットボール場の近くでバスを降りて、「まぁ、大学を突っ切るだけだからなんとかなるか」と思い、覚悟を決めて、大学構内を重い荷物を引きずって横断することにしました。…が、10年前の記憶よりもここの大学はずっと広大でした!(^^;アメリカの大学の広さをなめてました。途中行き交うおじさんからは「空港はまだまだ遠いよ」とか声をかけられ、今さら引き返すこともできず、午後4時近くとはいえ炎天下を、ひたすらホテルまで大学を突っ切ったのでした。冗談ではなく、本当にこのままバターになって溶けてしまうのではないかと思うくらい。この旅最大のつらい思い出でした(^^;
汗だくになりながらホテルに到着。ここで夫と合流予定ですが、わたしのほうが早く着いたようだったので、先にチェックインをしました。今度の部屋はちゃんとエアコンも効いており(当たり前)、スポーツニュースを見ながら部屋で涼みました。
ほどなくして夫も到着。その後、10年前の留学中にお世話になった教授と合流し、その他何人かでツーソン市内の日本食料理屋へ向かいます。
ここの日本食料理屋は、割と高級なことで知られており、内陸部の砂漠の町でありながらそこそこ新鮮なお魚も食べられます。鉄板を使ったシェフ(韓国人が多い)のパフォーマンスは、純日本食というには違和感がありますが、お客も多くとても流行っているお店です。お店のオーナーは韓国人。教授とも仲が良いので、食事後にオーナーとしばらく歓談させてもらっていました。わたしが野球好きで、その前日もひとりでBank One Ballparkで試合を観てきたと話すと、ツーソンにはいろんな球団(カブス、ダイアモンドバックス)がスプリングキャンプに来るので、春にはここのお店も選手がたくさん来るんだよ、と教えられました。確かに店内には、メジャーの選手や他のスポーツの選手のパネル(オーナーと一緒に写っている)がたくさん飾ってあります(四谷の居酒屋「あぶさん」のよう)。
そのうち、「ダイアモンドバックスでは誰が好きなんだ」と聞くので、「うーん、Steve Finleyかなぁ…」と言うと、「フィンリーは特に仲良しだから、これから彼と電話で話をさせてあげるよ」と携帯電話を取り出し電話をかけ始めました。思わぬ展開にドキドキ。結局留守電になっていて、留守電のメッセージを聞かせてもらっただけでしたが、ちょっとホッとしたような残念だったような…(^^;「今度は春においでよ、そしたら彼らとも会わせてあげるから」と言ってくれましたが、果たしてオーナー、次に会ったら覚えていてくれるでしょうか?(たぶん無理でしょう)
この日の宿:
TUCSON: Four Points By Sheraton Tucson University Plaza
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Hiroko Sukeda, piroko@sukeda.com