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2001アメリカ旅行 その6

4/25(Wed) サンタフェ〜フェニックス (続き)


さて、ホテル到着

その後、ダウンタウンにある今日の宿に連れていってもらってここでお別れ。息子くんは次に会うときにもちゃんと覚えていてくれるかなぁ…。

さて、今回の旅で結構心配だったのが、ホテルのチェックイン。今回は日本からのインターネット経由の予約だったので、大丈夫かと思いつつも(通常より安いレートで予約してたので)ちゃんと予約できているか、少々不安なままフロントへ。インターネット予約の確認書もプリントアウトして来たので、それを提示しつつ名前を言って、無事チェックイン。

…のはずなのですが、フロントのにいちゃんが何事かしゃべっています。おそらくメキシコ人なのでしょう、訛りがすごくて全部聞き取れないのですが、しきりと「ファン、ファン」と言ってます。チェックインの場面であまり使う言葉でないよなぁと思いつつ、よくよく聞いてみると、「今日は部屋のエアコンが壊れている」「扇風機を貸してあげるけど要るか」と言っていたのでした。……まさか、初夏のアリゾナで「エアコンが壊れているホテル」が営業しているとは!まったく想像していなかった事態に、しばし呆然。予約の時点で「historic hotel」と書いてあったので、「そっかー、歴史があるんだー」と思っていたけれど、どうやらただの「古いホテル」だったようで、全体的に古い感じで、どうも全館エアコンが壊れているということらしい。ホテルを移るにしても、激安レートで予約しているので、いろいろ面倒そう。それより、この荷物を持って灼熱の屋外に出るなんて、考えたくない。…ということで、扇風機を借りることで話をつけ、チェックインしたのでした。

まもなくしてホテルのにいちゃんがでかい扇風機を持って部屋に来てくれました。…しかし、その扇風機がまた「古い」。動作するたびにガタガタ音を立てています。そのうえ、羽根が飛んでいくんじゃないかという様子の古さです。部屋は思ったほど暑くはなかったですが、「今晩、大丈夫なんだろうか…」という不安がちょっとよぎりました。

さて、気にしていてもしかたがないので、今回の旅のメインイベントのひとつである、メジャーリーグ観戦に出かけることにしました。すでに4時半を過ぎ、5時になろうかというところです。試合は6:35からですので、ぼちぼち出かけたいところです。事前にホテルと球場の位置関係は地図で把握していましたが、方向感覚を再確認しておいたほうが良いので、窓から方向をチェックし、エアコン問題はとりあえず頭の奥にしまって、いざBank One Ballparkに向けて出発します。

問題の(?)San Carlos Hotel

メジャー野球観戦

夕方といえども、日が長いアリゾナでは(アリゾナは、アメリカでも夏時間を採用していない数少ない州。夏時間を採用しなくても遅くまで明るいからです)まだまだ陽射しはきついです。サンタフェから抱えてきた水のボトルが、もう中身がなくなってしまいました。温度が高くて湿度が低いこの地では、汗をかいてもその場で乾燥してしまうので、油断すると脱水症状になりかねません。そのため、水のボトルは必需品です。ダウンタウンの道ばたで、半分凍った水を売っているおじさんがいたので1本購入。そのまま歩いて球場に向かいます。

Bank One Ballpark

Bank One Ballparkはダウンタウンにあります。コンベンションセンターの隣の、大きな飛行機の格納庫のようなものがそうでした。チケットはあらかじめインターネットで購入しておいたので、チケット受け取りの「Will Call」という窓口を探します。チケット売場のうちのいくつかの窓口が「Will Call」となっていました。窓口で購入したときのカードと確認IDを提示して、手続き完了。ゲートを通過し、席に向かいます。

試合開始にはまだ少し間がありましたが、お客さんは結構入っていました。Arizona Diamondbacksの本拠地、Bank One Ballpark開閉式の屋根のついた自然芝球場で、たしか出来てまだ3年くらいだったと思います。最近のメジャーの球場はドーム球場離れの傾向ですが、夏場は40-50℃にもなるアリゾナでは、屋根がついていることは必須の条件。この日はナイターのせいか屋根は開いていて、青空も見えました。日本の球場と比べるとやはりネットが低いため、選手が身近に感じます。試合前の選手に、子供たちが気軽に話しかけていました。

いよいよ試合開始です。Arizonaの先発はシリング。本当はランディ・ジョンソンのピッチングを生で観てみたかったけど、前日に投げてしまったため観られず。それでもシリングも、リーグを代表する好投手なので満足でしたが…。

隣の席には、3-4歳くらいの男の子を連れたお母さんが座っていました。年齢はわたしと同じくらいか。お父さんと息子というケースは多いけれど、お母さんと息子という組み合わせも、アメリカではあまり珍しくないのかな(まぁ、日本でもわたしの知り合いの女性は結構子供を連れて球場に来ているので珍しくないといえばないのだけど…)。このお母さん、試合を観ながら「この場面ではこういう作戦に出るわね」とか、「初球は見逃して行くわよ」とか、かなり詳しい様子です。なんだか妙に親近感を覚えてしまいました。

野球場ではやはりビールにピーナッツでしょう、ということで、ビールとピーナッツを売り子のおじさんから購入。ホットドッグも忘れません。ビールは量が多く、すっかり酔っぱらってしまいました。そしてピーナッツは、殻ごとついた落花生なのですが、殻に塩味がまぶしてあり、手が汚れます。殻は捨ホットドッグの包みにまとめていたのですが、周囲を見回すとそんなことをしている人は全然いなくて、みんなそのへんに殻を捨ててました。試合開始前にはかなりきれいで清潔だと思ったスタンドの床は、見る見るうちにゴミだらけに…このへんはアメリカ人の気質なんでしょうか。そういえば、メジャー選手が日本に来て試合をしたときに、ベンチの床がひまわりの種の殻だらけだったという話も聞きましたし、ロッテにいたトンプソンも、レフトの守備位置でひまわりの種の殻をまき散らしていました。ピーナッツは結局食べきれず持ち帰りに。最終日に空港で朝食として食べきったのでちょうど良かったですが、メジャーの球場でピーナッツを食べようという方は、ウェットティッシュを持参することをおすすめします。

そうそう、途中ホットドッグを買うために一度だけ席を中座したのですが、買い物を済ませて席に戻ろうとすると、イニングの間はスタンドに入れてくれないんです。通路からの入り口のところで、イニングの切れ目まで待たされました。座って試合を観ている人に対する配慮だと思いますが、日本ではいいところで目の前を買い物客(売り子もだけど)がうろうろするので、なかなかいいアイディアかもと思いました。

屋根の開いていたBank One Ballparkですが、問題は「虫」でした。グラウンド内スタンド内を問わず虫(蛾のでかいの)がバタバタ飛んでいて、思わず西武ドームを思い出しました(^^;(ドームなのに虫がいるんです) 別の日にニュースでここの試合の映像を見たら、カメラを通しても蛾が飛び回っている(大群といったほうがいいかも)のがわかりました。守備の邪魔にはならないんでしょうか?

また、ここの球場の名物はライトスタンドにあるプールです。プール席はずっと先まで予約がいっぱいで、チケットをとるのが難しいと聞きましたが、プールに入りながら観戦というのも楽しそうです。プール直撃のホームランも見られ、すごい水しぶきがあがっていました。

試合の結果は、

  FLA 011 210 020   7
  ARI 110 350 00x  10

シリングは結局、7イニングを13被安打7失点ながら、12三振を奪い3勝目をマークしました。両チームホームランやタイムリーが乱れ飛ぶ展開となり、それでも四死球はそれほど多くなかったので3時間程度の試合時間で済みました。観衆は23,097人と、球場が出来て以来の最低観客数だったらしいのですが(チームが弱いわけでもないのになぜだろう)、普段5,000人とかのパ・リーグの試合を見慣れた目には、たくさんの地元客が楽しんでいるように見えました。ちなみに、メジャーではビジターチームのファンというのはほとんど存在せず(中にはいるのでしょうけど)、とにかく地元チームの応援を中心に展開していきます。サークルK協賛で、地元チームが三振(K)をたくさんとると飲み物無料クーポンが配られるということで(結局13奪三振)、余計に盛り上がっていたようです。わたしもクーポンもらってきましたが、結局交換せずじまいでした(^^;

試合終了後は、チームショップでランディ・ジョンソン(といっても背番号が入っているだけ)熊の小さなぬいぐるみを購入。そのままホテルまで歩いて帰りました。勝ちゲームだったこともあり、試合後もみんな騒ぎながら球場周辺で騒いでいたり、わらわらと球場を後にします。やはり車で来ている人が大部分でしたが、中にはそのへんのバーで祝勝会?をしていく面々も。夜のダウンタウンひとり歩きは心配でしたが、盛り上がる観客の 波にまぎれてホテルまで帰ってきたので無事でした。

野球観戦の写真はこちら

さて、気になるホテルの部屋のエアコン問題ですが、やはりエアコンがないので暑く、ガタガタ鳴る扇風機を回しながら飲み物でも飲んで涼もうと思い、フロアの製氷器まで行ってみると…「故障中」。あちこち探しましたが、結局まともに氷の出る機械はなく。「ここのホテルは故障中じゃないモノはないんかい?」と思いながら、落胆しつつコーラを買って部屋で飲みました(涙)。それでも、夜にはだいぶ気温の下がる砂漠の気候。寝るときは扇風機を止めていましたが、暑さに目が覚めることもなく熟睡できました。


この日の宿:
Hotel San Carlos


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Hiroko Sukeda, piroko@sukeda.com