2003年1月15日
14日、セ・パ合同審判研修合宿が東京・神宮外苑室内練習場で行われた。時間短縮を目指して昨季から、野球規則の適用を厳格にし、ストライクゾーンが従来より高めに15〜20センチ拡大されたいわゆる「新ストライクゾーン」に関して、両リーグ各審判員の間で再確認が行われた。
審判員の始動日となったこの日、セ・パ両リーグ56人が神宮外苑に集合した。室内練習場のマウンドにセットされた打撃マシンが投じるのは高めのカーブのみで、それに合わせて1人20球前後を判定。ネット越しに見守ったセ小林、パ永見両審判部長が各審判員の高さのズレを指導した。
小林部長は昨季のストライクゾーンの判定について「直球は問題なかったが、カーブはいきすぎた部分があった。抜けた球や(捕手の構えと反対の)逆球など、常識的にボールの場合もある。そこをストライクから削っていく必要がある」と、反省と改善点を説明した。
また小林、永見両審判部長は、両リーグにあるとされているストライクゾーンの違いの解消と交流を深めるため、審判員を相互のリーグのキャンプ地に派遣することを明らかにした。
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