2003年5月1日
セ・リーグの豊蔵一会長は1日、前日のヤクルト-横浜5回戦(神宮)の8回、ラミレスの中越えの打球を本塁打とジャッジをしながら覆した二塁塁審の小林毅二・審判部長に対し、厳重戒告処分を科した。理由について「5日前(4月25日)にも2球場で判定を覆し、再発防止を指示したばかり。その矢先に審判部長がミスを犯したことは、審判に対する信頼を著しく損ない、権威を失墜させるものとして猛省を促した」とした。
大越英雄・セ事務局長は「出場停止に次ぐ、重い処分」と説明した。この日、抗議文をリーグに提出したヤクルトの大木勝年・チーム運営部長は「二度とこのようなことが起きないようにしてもらいたい」と話した。
小林審判部長は「裁定に従う。今後は両チームを納得させるような位置取りで、明確にジャッジするよう注意したい」と語った。
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